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CZダイヤモンドはダイヤモンドにあらず

あ、凄い綺麗なダイヤモンド!えっ1ct超で3~5千円!?

よく見ると「CZダイヤモンド」という、ダイヤ?らしきものを最近ネットでよく見かけます。ですが…まず、天然のダイヤモンドが1ct超で数千円ということはありません。品質がどんなに低くても、です。

CZダイヤモンドと記載されているものは、キュービック・ジルコニア(CZ)という人工石にカットを施しダイヤモンドに似せた模造ダイヤ、フェイクダイヤです。

確かに、巧妙にカットされているので、高品質のダイヤモンドにも見える…こんなに安くで!と思って買ってしまう気持ちも分からないでもない。

ですが、キュービック・ジルコニアと分かってて購入するのと、ダイヤモンドの一種だろうと勘違いして買ってしまうのは気持ち的に全然違うと思うんです。

なぜって…CZは100円均一のおもちゃアクセなどに多用されるほど、安価な人工石だから。仮に、キュービックジルコニアを恋人や奥様へ「ダイヤモンドだよ」と言って記念日などにプレゼントしてしまった日には…かなり悲しい感じがします。

ダイヤモンドとキュービックジルコニアの違い

天然のダイヤモンドは、何十億年を経て地球内部で炭素が結晶化したものです。CZは二酸化ジルコニウム(セラミックの一種)等でできた人工石なので、物質そのものが違います。

キュービックジルコニアは、天然石特有の不純物(内包物)を含みませんし、完全無色透明。なので輝きが美しく見えますが、天然のダイヤモンドに比べギラギラとした感じがあり、硬さや重さなどにも違いがあります。

下記画像は2ctのエタニティリングですが、8千円弱のCZと、10万円相当の鑑別付きダイヤモンドです。

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AとBどちらが本物のダイヤモンドか分かるでしょうか?

答えは、Aが本物のダイヤモンド、Bがキュービック・ジルコニア(CZ)です。

CZの方が透明感もあり一見キレイに見えるのですが、輝きが単調で安っぽさを感じます。Aのダイヤは少々輝きにバラつきがあり、品質の良し悪しもありますが天然ならではの個性を感じます。ちなみにAの地金はプラチナ900、Bの地金はシルバー素材。

しかし、近年のCZはとても精巧にでいて、無色透明で内包物が少ない高品質のダイヤモンドと比べると、目視ではより判別が難しいと言われています。

10倍ルーペで見ると違いが分かる

単に目視するだけでは難しいですが、10倍ルーペでカット面を見ると違いが一目瞭然だそうです。
ダイヤモンドは非常に硬い鉱物ですので、カット面が鋭利的でハッキリとしていますが、それに比べCZは丸みを帯び、ぼやけているとされます。

また、透明度を評価するクラリティグレード(内包物や傷の程度)が、VS以下のダイヤモンドなら、素人でも10倍ルーペで内包物等が確認できるかと思います。さらにSI、Iランクなら容易に発見できることでしょう。

カット面がぼやけていて、内包物等が皆無という場合はCZ。
ということになりますね。

 確実に本物のダイヤモンドが欲しい!という方は、鑑定書付きかもしくは鑑別書付きから選ばれることをお勧めします。

某大手モールはCZダイヤモンドの表記を禁止に

楽天ではキュービックジルコニアの商品に、CZダイヤモンドと表記して販売することは禁止になったようです。

「czダイヤモンド」はダメ 楽天市場が表記ガイドライン策定 報道で指摘受け - ITmedia ニュース

キュービック・ジルコニアが良くないというわけではありません。
ただ「CZダイヤモンド」と表記していると、知識のない人がダイヤモンドだと勘違いして購入してしまう事が良くないと思うんです…。

「CZダイヤモンド」はダイヤモンドでもなけば天然石でもなく、人工石であること。フェイクダイヤだと理解して購入しましょう。

「プラチナ仕上げ」にもちょっと注意したい。

CZダイヤと同じく、誤解しやすいのが「プラチナ仕上げ」とだけ表記されているアクセサリー。これは、シルバーなどにロジウムのメッキを施してプラチナ風に仕上げたものが殆どで、地金そのものはプラチナではありません。

本物のプラチナ製品は、PT1000(PT999)、PT950、PT900、PT850といったプラチナの純度の表記があり、ジュエリー部分への刻印もあります。かなり昔に購入したものは、PTやPmといった表記だけの場合もあります。

2012年以降よりPT1000表記はPT999に変更されました。